弊社創業者であり、最高技術顧問の河本宏 京都大学医生物学研究所教授は、藤田医科大学、大阪大学、および国立成育医療研究センター研究所との共同研究により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療用の多能性幹細胞由来キラーT細胞製剤の作製に世界で初めて成功し、京都大学が主導する形で特許出願を行いました。この成功により、臨床試験に向けた開発研究が本格化します。
今回開発した細胞製剤は、「キラーT細胞」と呼ばれるウイルス感染細胞を殺傷する能力がある細胞をベースにしたもので、多能性幹細胞であるES細胞から作られます。材料として使うES細胞は、拒絶されにくいように遺伝子を改変させたものです。リバーセルは2024年11月5日、上記3者及び弊社でこの特許の独占的な実施許諾に関しての覚書を締結いたしました。
なお、この特許の出願については、京都大学および藤田医科大学から、2024年7月30 日にニュースリリースされました。
京都大学からのニュースリリース(2024年7月30日)
COVID-19治療用多能性幹細胞由来T細胞製剤の作製に初めて成功—特許出願を完了し臨床試験に向けた開発が本格化—
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-07-30-0
藤田医科大学からのニュースリリース(2024年7月30日)
世界初の COVID-19治療用多能性幹細胞由来T細胞製剤の作製に成功 —藤田医科大学病院での臨床試験に向けた開発が本格化—
https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv000000vkkt.html
また、この特許出願のニュースは多くのメディアで取り上げられ、期待を持って迎えられています。下記にいくつかそのリンクを貼りましたのでご参照ください。
●日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF253BM0V20C24A7000000
●Yahoo! ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4398482ab021f06e7fad91855668d781dd14fad
●MBSニュース
●毎日新聞